ゆゆゆ

アメコミ・同人活動・そのほかのこと

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

MARVEL MYSTERY COMICS #20 "To Crush Killer Casey" サブマリナーのボクシング回!

※ MARVEL MYSTERY COMICS は、一冊の中に複数のキャラクターのエピソードが収録されているため、この記事ではサブマリナーのエピソードを抜粋してご紹介します。

Marvel_Mystery_Comics_Vol_1_20.jpg

【MARVEL MYSTERY COMICS #20】
出版情報: Timely Comics (June, 1941)

サブタイトル: "To Crush Killer Casey"
ライター: Bill Everett
ペンシラー: Bill Everett

【登場キャラクター】
メイン: ネイモア、ベティ・ディーン

【サブマリナーコミックスについて】
昨日の記事でゴールデンエイジのコミックスは、悪者をヒーローがやっつけるシンプルなストーリーが多いというお話をしましたが、サブマリナーはその中ではかなり異色作です。第一話から主人公であるネイモアが(故意では無かったといえ)いきなり人間を二人も殺してしまうという衝撃のデビューをしますが、その後も女の子を助けようとして誤解から警察と衝突したり、「争ってばかりの人間は嫌いだ!」と言い放ったり、人間とネイモアの価値観の相違によるすれ違いを描くエピソードが多いです。
一方で、こちらの記事の #8 "The Human Torch and the Sub-Mariner Meet" のご紹介でも以前触れたとおり、ネイモアはただ人間に害を及ぼす暴れ者ではなく、時には赤ちゃんや女性や、困っている人々を助けてくれる存在でもあるのです。
ネイモアの原作者であるビル・エヴァレットが描くサブマリナーのストーリーは、子供向けのコミックスでありながら、彼の魅力(怒りの中に深い優しさを垣間見せる…というかネイモアさんの根底に優しさがあること)が描かれていて本当に面白いです。

【ストーリー】
…とまぁ真面目に語りましたが、基本的に子供向けコミックスですので楽しいお話が多いです。中でもこのエピソードはお気に入りです。日本アニメっぽく言うと、「ボクシング回」です。

201409111017149c5.jpg
(ネイモアさんボクシング界に殴り込み!)


ベティさんというネイモアさんの恋人(親友?)がいるのですが、ベティの話によると、彼女の隣人の息子さん(ダニー)がボクサーをしていて、キラー・ケイシーというボクサーと試合をした際に大怪我(頭蓋骨骨折!)をさせられてしまったのだそうです。ベティが考えるに、何か汚い手を使われたのではないか?とのこと。
傷ついて入院中のダニーに面会したネイモアさん、義侠心にかきたてられ、自ら真相究明に乗り出すと言いだします。優しい!!
ベティと別れた後、ボクシング協会に乗り込んで(外から窓を割って飛び込んで/迷惑w)キラー・ケイシーの居場所を聞き出します。ボクシング協会の人達はめちゃめちゃ驚いて&怖がっていましたが、ネイモアさんにちゃんとケイシーの居場所を教えてくれました。良かったね!
そして教えてもらった住所を呟きながらを空を飛んで探し(かわいい)、問題のケイシーのアパートを発見します。

ネイモア「ははぁ、ここだな!奴らは驚くに違いない!」

そりゃそうだ。雪が積もるような冬の日にパンツ1枚の姿のサブマリナーが外から飛び込んできたら誰だって驚くよ。(6月号のお話なのですが作中の季節は真冬のようです)
ジムに乗り込んだネイモアさん、驚くジムの人々に対して、「キラー・ケイシーと話をさせろ」とのたまいます。するといかにもな柄の悪いスキンヘッドの男が拳を構えながら名乗り出ました。

ケイシー「俺だ!俺様がケイシーだ!オメェはいったいぜんたい何様のつもりだ?俺のアパートに殴り込んできやがって!俺がオメェにマナーってモンを教えてやる…!」

あっ無茶するなケイシー、相手はサブマリナーだ…と思った次のコマで哀れケイシーはネイモアさんに顎を殴られノックアウトwww
でも、ここでケイシーをぶちのめしても不正な試合の真相は分からずダニー君は救われません。ということでネイモアさん、(ケイシーは気絶しているので)ケイシーのジムのスタッフ?にボクシングでの勝負を(一方的に)持ちかけます。
でもネイモアさんボクシングなんかしたことあるの…?大丈夫なの?

ネイモアさん、チャンピオンであるケイシーとボクシングの試合をするため、トレーナーとマネジャーをつけてもらうことにしました。というわけで先ほどのボクシング協会を再び訪れます。

ネイモア「諸君、聞くのだ。余にトレーナーとマネジャーをつけてほしい。余はチャンプと試合をする!」
ボクシング協会のおじさん「何だって???」 ←本文でも太字&大きい字で書いてあるw

…というわけで、トレーナーとマネージャをつけてもらったネイモアさん、真冬のセントラルパークでランニングしたり、凍った池を破って氷の下を泳いだり、サンドバッグを叩いたり、かなり真面目にボクシングのトレーニングをします。シュールな光景です。

そしてついに試合当日!
会場の外には「キラー・ケイシー VS. サブマリナー」の表示が!!
めっちゃ観戦したいwwwwww ネイモアさん当時からかなりの有名人でしたので、さぞかし話題になったことでしょうwww

さて、我らがネイモアさんはリングの上で堂々とボクシングをして、ケイシーを追い詰めます。しかしその時ケイシー側のリングサイドで不穏な動きが…目つきの悪いケイシーのマネジャーが懐から何やら取り出します。ん?銃!?
…水鉄砲だ!
あ、ナーンダ銃じゃないのか良かった…(・ω・;)と思ったのもつかの間、
水鉄砲をネイモアに向け、引き金を引くマネジャー。何と水鉄砲から噴射された液体はアンモニアだった!!!アンモニアがネイモアの目に直撃!!
ぎゃーーーー!!wwwww
ネイモアさんひとしきり苦しみますが、次のラウンドではきちんと目を拭いて復活!負けずに頑張り、ついにケイシーをノックアウトします!やったー!!!

見事勝利したネイモアさん、控室でベティに「おめでとうネイモア!あなたならやってくれるって分かってたわ。デートの約束忘れないでね…。」などと可愛いことを言われ、翌朝二人でボクシングの賞金をダニー君のお母さんに治療費に使ってもらうよう渡しに行きました。ダニー君のお母さんはとても喜んでくれましたとさ。めでたしめでたし。

…あれ?
結局ケイシーの不正は暴かれてしかるべき処罰を受けたんだろうか?????
ケイシーのその後が気になるのですが、描かれていないのできっと不正は世に暴かれたんだと信じるしかないですねw

ネイモアさんの優しさ、義侠心、真面目さが詰まった、ワクワク楽しいお話なので大好きな回です。

【収録本】
Golden Age Marvel Comics Masterworks Vol. 5

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。